正式名称はミャンマー連邦共和国です。連邦共和国というのは、幾つかの地域が連なって、一つの共和国となっていることを意味しています。地方分権が強い、と言ったらいいでしょうか。名称だけで、実際はそんなことがないケースも多いです。ドイツなんかも、実際にはドイツ連邦共和国ですね。
ちなみにビルマ語では ပြည်ထောင်စု သမ္မတ မြန်မာနိုင်ငံတော်と書きます。
読み方は、ピダウンズ・タンマダ・ミャンマー・ナインガンドー。ちょっと難易度が高いですね。
1948年から1989年までの国名はビルマ連邦で通称ビルマ。今でもビルマと呼ばれることがありますね。
- 国旗
ミャンマーの国旗がこちら
2010年に変更された現行の国旗です。かなり新しいですね。上から黄色、緑、赤に塗られた三色旗の上に、大きな白星が描かれています。
それぞれの色は、黄色は国民の団結、緑は平和と豊かな自然環境、赤は勇気と決断力を象徴し、三色の帯にまたがる白星はミャンマーが地理的・民族的に一体化する意義を示しています。
- 国歌
ミャンマーの国歌は、「ガバ・マ・チェ」(Gaba Ma Kyei)と言います。意味は、世界の終わりまで。まさかのセカオワでしたね。
君が代と一緒で、短いですね。
東南アジアのインドシナ半島西部に位置し、南北に伸びる長い国土が特徴です。
陸では中国、タイ、ラオス、インド、バングラデシュと国境を接し、海側はアンダマン海とベンガル湾に面しています。
2014年春に行われた国勢調査では、人口は51,419,420人とされていて、1980年台からは2千万にほど人口が伸びています。倍増とまでは言わないまでも、凄まじい伸び方ですね。
多民族国家で人口の6割をビルマ族が占めますが、他に、カレン族、カチン族、カヤー族、ラカイン族、チン族、モン族、シャン族、コーカン族など多くの少数民族が住んでいます。
1 主要産業
農業,天然ガス,製造業
2 名目GDP
約667億ドル(2017/18年度,IMF推計)
3 一人当たりGDP
1,267ドル(2017/18年度,IMF推計)
4 経済成長率
6.8%(2017/18年度,IMF推計)
5 物価上昇率
4.0%(2017/18年度,IMF推計)
6 失業率
約4.0%(2017/18年度,IMF推計)
7 総貿易額
(1)輸出 約148億ドル (2)輸入 約187億ドル (ミャンマー中央統計局(2017/18年度))
8 主要貿易品目
(1)輸出 天然ガス,衣類,米,豆類,鉱物 (2)輸入 機械類,精油,製造品,化学品,食品
9 主要貿易相手国
(1)輸出 中国,タイ,日本,シンガポール,インド (2)輸入 中国,シンガポール,タイ,日本,インドネシア (ミャンマー中央統計局(2017/18年度))
10 通貨
チャット(Kyat)
ミャンマーでは、仏教が信仰されており、人口の9割が仏教徒と言われている。そしてミャンマーの人口の13%が僧侶で占めていると言われており、約800万人もの僧侶がいることになる。
国土の大半が熱帯又は亜熱帯に属していますが、気温や降水量は地域による差異が大きいです。
例えばマンダレーやバガンが位置する内陸部は熱帯サバナ気候といって、年間降水量が1000mmを下回ります。またシャン州、カチン州やチン州といった山岳地帯は、温暖冬期少雨気候に分類されます。